7C5PPパワーアンプ
1.回路検討  
 回路構成は、基本的に現在使用している6V6PPと同様のものを採用します。
初段の7F7と共に米軍放出品のロクタル管が安く手に入るので、平和利用のパワーアンプとして使用します。
元々、ロクタル管は戦車や戦闘機などに使われていたもので振動で抜けないような構造になっている真空管です。現在一番入手しやすいシルバニア社の物と、アメリカでRCAの中古管を購入してもらった物が手元にあるので使用してみます。
整流管には、ロクタル管もありますが1つでステレオ分をまかなえる電流能力をもったものがないためGT管のGZ−34(5AR4)を使うことにします。
 出力トランスは1度使用してみたいと思っていたパーマロイタイプの橋本トランスを、使用します。

【図1】 7C5PPパワーアンプ回路図 2011/12/15UP
2.使用部品  
出力トランス
 出力トランスには、コア材として珪素鋼板とパーマロイと呼ばれるニッケル鉄合金があります。一般的なものは、ハイライトコア(無方向性珪素鋼板)と言われているもので、高級品にはオリエントコア(方向性珪素鋼板)が使われています。
 トランスに使われるものは、下図に示すHc(保磁力)が小さく,透磁率が大きく,飽和磁束密度の大きなものが優れたものになります。パーマロイは、透磁率が高いが飽和磁束密度が低いためにコアボリュームを大きくしたり出力トランス向けにはニッケルの含有率を抑えて対応しています。(40%前後)
オリエントコアに比べて低歪率ですが、更に高性能なものにアモルファスコアがあります。アモルファスは、磁性材料特有の「バルクハウゼン・ノイズ」が起こらないため低歪となっています。

【図2】
 
     *今回は、中村製のパーマロイトランスを使用します。(現在は廃盤かも)
電源トランス
      少々贅沢をしてタムラの角形トランスPC−3005を使用します。チョークトランスも合わせました。
真空管
【シルバニア社製7C5】 【シルバニア社製7F7】 【GZ34/5AR4】 【5B−255M】
その他部品
 電源のコンデンサは、フイルムコンデンサを使用します。現在使用しているプリアンプとメインアンプは、すべてフイルムコンデンサを使用しています。ヒーター用電源のみに電解コンデンサを使用しています。
抵抗は、最近はあまり使われていないタンタル金皮の1/2W〜2Wの物を使用するつもりです。
ケースも今までは自作していましたが、今回のみ鈴蘭堂のものを用意しました。
秋葉で真空管5B/255Mを見つけ購入しました。この真空管は、6L6のロクタル管でSTC社製です。
                                                  (2009/11/8)
丁度現在使用している6V6と6L6GAの関係と同じように7C5と5B/255Mの聞き比べが楽しみです。
   

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