パワーアンプで初めて真空管により制作を決め、出力管に一般的な6V6を使うことにします。
自分なりの特徴を出す為、整流管を含めてG管を選択し、又メーカーもヨーロッパ系で統一します。初段を、HM6の差動構成とし出力管をマルコニーの6V6Gの差動プッシュプル、整流管がムラードのGZ32を使用します。残念ながらカナダマルコニーです!!
出力トランス,電源トランス,チョークトランスはすべてタンゴ製で、一般的には小型のトランスで済ましてしまいますが私はここに出力60Wクラスの物を贅沢に使用します。
低域まで素直な音をねらっています。ケースもプリアンプ同様すべて自作です。 |
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*とりあえず、回路図をアップしておきます。クリックでPDFが見れます。定数はそのうち入力します。 |
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このアンプも制作してから30年以上が経っている。いまだに気に入って家でリラックスして音楽を聞く時に使用している。これまでに色々なパワーアンプやメインテナンスを行ってきて一番感じている事は電源をしっかりさせると音が澄んで聞こえることです。
そこで、久々に電源の改修を行うことにしました。バイアス用のマイナス電源とアンプのメイン電源を下にあげる回路により安定化と低インピーダンス化を行う事としました。 |
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2023/4/17 up |
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上の回路図を作成してみました。定数が違うところが色々ありますが、まずは動作させて特性が期待通り出ているかを評価して行きます。
左側の電解コンデンサが47μF160Vになります。右側のコンデンサが47μFで出力側です。
制作した基板の回路図が下の物になります。ツェナー電圧を高くしたのでVbeの耐圧保護ようにダイオードを追加しました。定電流回路のエミッタ側の抵抗をジャンクションFETにすることによりリップルの抑圧効果を更に持たせました。
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右側が高電圧レギュレータになります。
出力のコンデンサーが基板をはみ出していますがパワーアンプに基板を後付けするのでスペースを取れないためこのようになりました。
この写真は2個ほど部品が乗っていませんが出力電圧を合わせこんだら固定する予定です。 |
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最初の物はトランスの70V端子から半波整流で6V6Gのバイアス電圧を供給する回路になります。半波整流なので47μFで100V以上のコンデンサが必要になります。100V入力で19V出力なので意外と発熱するかもしれません。(900mW程度) 負荷電流は、十数mAほどなので1石でドライブさせます。
次の回路が、メイン電源(285V出力)になります。チョークトランスの出力を入力させるのでバイアス電源よりリップルは抑えられていると思われます。
レギュレート出力で6V6を固定するので安定なドライブが期待できます。
パワーアンプには、ローノイズのツェナーダイオードを使用した低インピーダンスな電源を採用してみました。 |
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2023/4/17 up |
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