半導体部品
1.出力トランジスタ    
2SJ28/2SK82
ゲート・ドレイン間電圧 -240V/240V
ゲート・ソース間電圧 -45V/45V
ドレイン電流 10A
ゲート電流 1A
許容電力損失 95W
接合部温度 120℃

        *2SJ18/2SK60より大きなパワーのV−FETです。

2SJ20/2SK70
ゲート・ドレイン間電圧 -100V/100V
ゲート・ソース間電圧 -40V/40V
ドレイン電流 10A
μ 4
許容電力損失 100W
接合部温度 150℃

        *NEC製のV−FETです。

2SA1141/2SC2681
コレクタ・ベース間電圧 -115V/115V
エミッタ・ベース間電圧 -5V/5V
コレクタ・エミッタ間電圧
コレクタ電流 10A
コレクタ容量(Cob) 390pF/270pF
許容電力損失 100W
接合部温度 150℃

       上と同様のトランジスタでパワーアンプの出力段に使用します。

2SA1076/2SC2526
コレクタ・ベース間電圧 -160V/160V
エミッタ・ベース間電圧 -5V/5V
コレクタ・エミッタ間電圧
コレクタ電流 12A
コレクタ容量(Cob) /180pF
許容電力損失 120W
接合部温度 150℃

       マルチエミッタタイプのトランジスタでパワーアンプの出力用に使用します。

SCT2450KE
ドレイン・ソース間電圧 1200V
ゲート・ソース間電圧 10.5V
ドレイン電流 10A
Rds 450
Qg 27nC
許容電力損失 85W
接合部温度 175℃
        SiC-MOSFETの中で低価格で使いやすい製品。
SCT2H12NZ
ドレイン・ソース間電圧 1700V
ゲート・ソース間電圧 10.5V
ドレイン電流 3.7A
Rds 1.15Ω
Qg 14nC
許容電力損失 35W
接合部温度 175℃
        SiC-MOSFETの中でドライブ段に使用可能なものが新発売。
SCT3030AL
ドレイン・ソース間電圧 650V
ゲート・ソース間電圧 -4V〜22V
ドレイン電流 70A
Rds 30mΩ
Qg 104nC
許容電力損失 262W
接合部温度 175℃
        SiC-MOSFETで初めてのトレンチ構造の製品。大電流ですが容量(C)が小さい。
2.ドライブ用トランジスタ  
2SB649A/2SD699A
コレクタ・ベース間電圧 -160V/160V
エミッタ・ベース間電圧 -5V/5V
コレクタ・エミッタ間電圧
コレクタ電流 1.5A
コレクタ容量(Cob) 27pF/14pF
許容電力損失 1W
接合部温度 150℃

  パワーアンプのドライブ段に使用します。

2SA1383/2SC3514
コレクタ・ベース間電圧 -180V/180V
エミッタ・ベース間電圧 -5V/5V
コレクタ・エミッタ間電圧 -180V/180V
コレクタ電流 ±100mA
コレクタ容量(Cob) 4.5pF/3.2pF
許容電力損失 1.5W
接合部温度 150℃

  小型のチップをTO-220パッケージに入れプリドライブ段に最適な非常に珍しいトランジスタ
    です。ラインアンプやパワーアンプの2段目の差動アンプ部に使用します。           

2SA1486/2SC3840
コレクタ・ベース間電圧 -600V/600V
エミッタ・ベース間電圧 -7V/7V
コレクタ・エミッタ間電圧 -600V/600V
コレクタ電流 ±1.0A
コレクタ容量(Cob) 42pF/14pF
許容電力損失 15W
接合部温度 150℃

  コンデンサーヘットフォンアンプやOTL用に購入したトランジスターです。。           

3.入力段トランジスタ  
2SJ44/2SK163
ゲート・ドレイン間電圧 -40V/50V
ドレイン電流 30mA
gm 9mS
接合部温度 125℃
許容電力損失 400mW

  プリアンプの初段差動アンプに使用します。

2SA872A/2SC1775A
コレクタ・ベース間電圧 -120V/120V
エミッタ・ベース間電圧 -5V/5V
コレクタ・エミッタ間電圧 -120V/120V
コレクタ電流 ±50mA
コレクタ容量(Cob) 1.8pF/1.6pF
許容電力損失 300mW
接合部温度 150℃

  *プリアンプの初段・2段目の差動アンプに使用します。 
    私は、初段FET差動の上段のカスケードトランジスタとして使用します。

2SA1138/2SC2676
コレクタ・ベース間電圧 -80V/80V
エミッタ・ベース間電圧 -5V/5V
コレクタ・エミッタ間電圧 -80V/80V
コレクタ電流 ±10mA
コレクタ容量(Cob) 1.4pF/1.2pF
許容電力損失 500mW
接合部温度 125℃

  *30年ほど前のオーディオ全盛の時、メーカーの要望でNECが作ったプリアンプの
    初段用トランジスタです。1mA以下のコレクタ電流での使用を目的としている。
    デスクリートオペアンプとしてCDのI/V変換に使用中。          

        
2SC2676 0.5mA/div

2SA1138 0.5mA/div

2SK79
ドレイン・ゲート間電圧 120V
ソース・ゲート間電圧 10V
ドレイン電流 200mA
ドレイン抵抗 2kΩ
μ 30
gm 14mS
許容電力損失 750mW

     *プリアンプやパワーアンプの2段目の差動アンプに使用しました。 
       結構電流が流せるのでバッファを設けずに負荷をドライブ可能です。

4.整流ダイオード  
 整流ダイオードとしてSICショットキーバリアダイオードを使用して良い結果を得たのでアップしました。 現在SCS110AG(600V,10A)と下記1200V用を真空管アンプに導入しています。
SICの特徴は、トランジスター技術2011年5月号に詳しく掲載されています。
   SCS105KG  
定格項目 規格値 条件 
尖頭逆方向電圧VRM(V) 1200  
直流逆方向電圧VR(V) 1200  
平均整流電流IF(A) 5  
尖頭順サージ電流IFSM(A) 21 PW=8.3ms
接合部温度Tj(℃) 175  
保存温度Tstg(℃) -55 〜 +175  
  SCS120AG
定格項目 規格値 条件
尖頭逆方向電圧VRM(V)  600  
直流逆方向電圧VR(V)  600  
平均整流電流IF(A)  20  
尖頭順サージ電流IFSM(A)  76 PW=8.3ms 
接合部温度Tj(℃)  175  
保存温度Tstg(℃) -55〜+175   
  SCS110AG
定格項目 規格値 条件
尖頭逆方向電圧VRM(V) 600   
直流逆方向電圧VR(V) 600   
平均整流電流IF(A) 10   
尖頭順サージ電流IFSM(A) 40  PW=8.3ms 
接合部温度Tj(℃) 175   
保存温度Tstg(℃) -55〜+175   
5.オペアンプ
 以前は、オーディオに使用して納得できるオペアンプがなかったので自作のハイブリッドOPを作ってセットの中身を置き換えたりしましたが、今では色々なものが各社から発売されているので使用しています。
またエフェクターや楽器などのアプリケーションには音のキャラクター含め使えるものがあり増殖中です。
 群馬大学のホームページに「アナログお役立ち実験室」がありオペアンプの特性がアップされていますので大変参考になります。
 2013/9/23 UP
 ■LM5534
 20年ほど前にCDプレイヤーのアナログ出力によく使われていたLM5532の1chタイプでバランス調整端子が出ているOPアンプです。
 今でも音が良いことでLM5532が使われているようです。 私は、このICは好きになれないので使用していません。
左の等価回路図でおわかりの通り出力段が上側は、NPNトランジスターで下側がDiで出力をドライブしている点が気になります。(この段の歪みが大きい)
■BA4580
 回路的には、ローノイズオペアンプの4558がベースとなっている。
増幅2段構成でバッファを設けた至ってシンプルな回路構成でバイポーラタイプのオペとしてはオーディオに一番使われているものです。
■OPA604/2604
 入力がFETタイプのオペアンプです。
2段目がベース接地のエミッタ入力となっており周波数特性を伸ばすことが出来ます。
■AD797
 バイポーラタイプのオペアンプです。
OPA604と同様な回路構成をしています。
 ソニーのCDでIV変換用にハイブリッドオペアンプを自作しましたが、の回路構成がほとんど同じです。(初段から2段目が同じ)
■LM49720
   4558系列の4562を改善したLM49720をモールドパッケージとメタルパッケージを購入してみました。
パッケージによる音の違いがあるのか聞いてみたいと思います。さらに高耐圧のLM49860も手に入れました。
6.オールドオペアンプ
NEC 東芝 ナショセミ フェアチャイルド モトローラ レイセオン 
TA7502 μA709    
μPC301 TA7506 LM301    
μPC157 LM308    
μPC159 LM318    
μPC811 LF411    
μPC251 TA7548 LM1458 μA741 MC1458  
μPC812 LF412    
μPC4558          RC 4558
 オペアンプICは、フェアチャイルドのボブ・ワイドラーが1965年に開発したμA702,μA709が最初。1968年にμA741(位相補償内蔵)を開発し普及した。私が中学のころ使用したことのあるμA709は外付の位相補償の定数を設計するのが大変だったことを思い出しました。
   

M.I.の趣味の部屋