SA-15S1 |
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デジタルオーディオは、CDの音質改善をメインに検討していたのでSACDには手を出していませでしたがDSDに興味を持ってから逆に興味を持つようになりました。
色々ハードをいじるのにベストなセットを探したところこのセットにたどり着きました。
フィリップスが音の追求でシーラスロジック社と開発したCS4397を使用しているのがポイントです。 |
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2014/8/2 up |
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改造する前に音質を確認するためアキュフェーズのスペシャル・サウンド・セレクションディスクを使用して行いました。それほど不満のないものでしたがCDとSACDを聞くと確実にSACDの音に良さがわかります。
システム構成としてはSA8400と比較してクロックジッターを意識したものとなっています。(DACのそばにクロック)出力フィルター回路もオペアンプを使わずディスクリートアンプとなっておりヘッドフォンアンプもディスクリート構成ですのでうまく改造してあげれば最高の音質を得ることができると思います。
まずは、CDの音がSACD並の音になるように電源部分から見直ししてみたいと思います。 |
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2014/8/23 up |
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【SA8400ブロック図】 |

【SA15-S1ブロック図】 |

【OSC用レギュレター】 |

【OSC+5VREG】 |
水晶発振回路の電源を独立させてあげるのがまず最初の改造です。
上図がその回路図となります。この回路は5V電源用で実際には3.3V出力に変更が必要で工夫が必要になります。ともかくシャント型のレギュレターでクロック電源をアイソレーションしてあげる予定です。 |
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2014/8/23 UP |
当初はシャント型の電源を考えていましたが電源の組み合わせから低飽和型に変更しました。またCMOSロジックによる発振回路ではなくローノイズなトランジスタに変更させることにしました。回路ミスがあったのとついでに少しシンプルにしました。 |
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2015/6/17 UP |
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アナログ回路の電源には上図の回路が±で使われています。
電源オン・オフ時のVbe逆耐圧保護にダイオードが使われていますが最小入力電圧を下げる為に左の回路図のように変更します。これによりVf(約0.5V)余力を作る事ができます。
2SD1415AはダーリントントランジスタなのでHfeのできるだけ大きなトランジスタへ変更します。
(2SD2012,2SA1443)
定電流回路も電流を増やし2SK117BLに変更します。
変更することにより入出力電位差が下のように改善されます。
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FET+R |
Vf |
Vbe |
合計 |
製品回路 |
1.5V |
0.5V |
1.2V |
3.2V |
改善回路 |
1.2V |
ナシ |
0.6V |
1.8V |
整流ダイオードをSICに換えてみたいと思っています。 |
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2017/9/18 UP |
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上の回路図が出力のアナログ回路に供する+11Vのレギュレターです。-11VもPNPによる同様の回路があります。左の回路がDACの5V電源へ供給するレギュレターです。なぜかダイオードで下駄をはいて5.6Vとしています。3.3Vは5.6Vgs電圧からLDOにて作っています。この電源の入力には8Vの電源回路から直流電圧をもらっています。
DACの電源については、24bitDACの回路ができたら置き換えようと思います。
±11Vの電源は、現状をできるだけ利用して一部改造する予定です。 |
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2014/9/23 UP |
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内部に組み込まれているコモンモードチョークを換えてみた。見て解るように巻き数が多いので直流抵抗が効いて電圧が若干ダウンしたが効果はあった。外部にDBMチョークをつなぐと効果絶大です。 |
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2017/7/10 UP |
DACに供給する電源を色々検討していたが十分満足することができる回路が出来上がった。今後すべてをこの回路に変更していこうと思っている。制御トランジスタの初段をJFET(2SK117)にしたことこれにより定電流回路の電流を下げ2SK303(Iq=1.4mA)を採用しました。位相保証の場所を変更。これによりデジタル回路の電源に使用してもスパイクノイズが電源にほとんどのらない帰還タイプの電源が出来上がりました。 |
2018/4/11 UP |
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発振回路も新たな物を考えましたが中川さんが考えた物とほとんど同じでした。水晶は一般的なATタイプで特に温度補正はしていません。無線と実験で日本電波工業の「DuCULoN」試聴で位相ノイズがいかに大事か理解できました。そのためにはローノイズ電源とバイポーラトランジスタによる発振回路が必要になります。
下図に発振回路と帯域の低いオシロ波形ですが載せておきます。その下に3.3Vのレギュレータを掲載します。 |
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2018/4/27 UP |
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【5.6Vレギュレータ】 |

【38.866MHz発振器】 |
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電源に採用されているトランスの電圧があまり高くないので別トランスを用意して±11Vの電源を作る事にしました。回路は5.6V電源と同様です。2SA1395,2SC3422に放熱器を付ければ入力電圧しだいでは500mAぐらいまで流すことができます。(2SK117はBLランクを使用)私が使用する100mA前後ではオシロの20mVレンジで(測定環境が悪いのでノイズが多く)わからない程度の変動でした。(負荷100mAのON/OFF) |
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2018/4/17 UP |
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