モールドタイプのLCR0202が秋月で購入できるようになったので実験に採用することにしました。とりあえずどこまで電流を絞れるか500Ω~100kΩの可変をしてみることにしました。測定すると数μA~2mAまで変化させると実現できます。回路もできるだけシンプルにしてみました。当初使用したMIO202CLより少ない電流で数百Ωまで下げることができました。 |
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2018/6/3 UP |
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今回は、普通のオペアンプを使用する事にしました。耐圧が15V以上で入力グランドセンスタイプを選ぶとLMC662というMOSオペアンプを見つけました。
LCR0202は20個ほど購入し特性の近い物を選んで使用しす。選別が甘かったせいもありL,Rに最大1.5dBほどの差が出てしまいました。
100k側は電流が数μAしか流れていないので値が若干ふらついているようです。温度特性か回路ノイズによるものか調べてみる必要があります。
温度を安定にしてあげるために銅板を貼り付けたりしてみます。
実際に採用するときは、50KΩや20KΩに下げてあげる必要がありそうです。
下にLCR0202の特性を(一例)あげておきます。 |

縦軸:(kΩ) 横軸:電流(μA) |
2018/6/3 UP |
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コントロール系のノイズを抑えるためコンデンサーによる対策を加えたこととボリュームを100kΩから50kΩに変更してLEDに流れる制御電流を約2倍ほどにしてみました。
位相が回って低周波発振が止まらないので帰還側のグランド間のコンデンサを取りました。
ボリュームの適当な6ポジションのLR誤差を測定してみました。最大減衰率が約-48dBでこのポイントが-0.2dBの誤差でした。性能の良いアッテネータを完成させることができました。 |
2018/6/14UP |
LCR0202は最終基板含めて20個の購入品から選別してペアを組みました。試作で10個測定し6個使用した残り14個から選別したので最初から選別すれば楽に特性をそろえることができたと思いました。
価格もMIO202CLの半分なのでメリットがあります。 |
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2018/6/23UP |
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
-48.03 |
-28.11 |
-20.95 |
-15.81 |
-6.29 |
-0.04 |
-47.82 |
-28.14 |
-20.98 |
-15.90 |
-6.36 |
-0.04 |
-0.21 |
0.04 |
0.04 |
0.09 |
0.07 |
0.00 |
ボリュームの6ポジションのアッテネートレベルの左右誤差(dB) |
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