革のメンテナンス                                        
1.メンテナンス用品  
 
ラナパーレザートリートメント
   オイルを塗った後に、保革,防水,防カビに適したワックスを塗ります。ラナパーは天然素材で作られたワックスで色々な革に使用します。

*スウェード,エナメルなどの加工革や爬虫類などの革には使用出来ません。
ニートフットオイル
   革がカサカサになってきたら、オイルを補充する必要が あります。オイルも色々ありますが、私はこれを使います。柔らかい布にオイルを含ませ、さっと全体に薄く塗ります。
●レザーワックス
   保革,艶出し用の高質油を含み、仕上剤と防染に利用できます。使用法は、よく振って刷毛・布ですり込み、空ぶきします。
空ぶきする事により艶出しすることができます。
●硬化剤
   革を硬化させ鉛筆立てを作ったりする時に使います。鞄のホックなどが使用していると雨や重さで革が柔らかくなり金具がとれそうになったりします。
乾燥させてから使用して強度を戻します。
 汚れ
   汚れはやわらかい乾いた布であまり力をいれずに拭き取るか又は、やわらかい消しゴムでやさしくこすっておとすか又は、ぬるま湯に浸した布でかるくなでるように拭きます。強く擦るとムラになったりします。
ホコリはブラシなどでとります。
 水に濡れたら
   雨などで濡れてしまった場合、乾いた布(タオル)で叩くようにしてふきます。そして、風通しの良い場所で陰干しして乾かします。
乾いた後は、必要に応じてオイルを補充しワックスを塗ります。
水に濡れると、水シミ,色落ち,型くずれになったりするので、雨の日などは事前に防水スプレーをするのが良いと思います。(コロニル”ナノプロ”)
 カビ
   濡れたままや、湿気の多い所に置いておくとカビが生えることがあります。カビは、皮の奥深くまで入り込んでいますので完全に取り除くことは困難です。
皮製クリーナーである程度落とすしかありません。日頃からの予防が必要です。
 ● 汚れがついたままの革
 ● 押し入れや箱などの密閉された場所
 ● 革が湿っていたり湿度の高い場所
このような状態(場所)にしておくとカビの原因になります。
 オイル・クリーム
    革にはもともと自然に持っている脂分がありますが、使っているうちに脂分が抜けてしまいカサカサになってしまうことがあります。このような時には、脂分を補充する必要があます。
 私は、ニートフットオイルを柔らかい布につけて全体にごく薄く均一になるように塗ります。
部分的につけすぎたりしますと、ムラやシミになったりしますので注意します。
革のジャンパーやジャケットなどは、1年に1回、カバンなどは半年に1回程度必要に応じて補充しラナパーを塗ります。靴の場合は、ミンクオイルを使用します。
 
  普段使用している革の鞄は、時には雨の中ぬれてしまったりついつい過酷な使い方になってしまう。
メンテナンスをするときは、ぬれているときは陰干しにより乾燥させてからニートフットオイルを塗ってやります。
そしてラナパーレザートリートメントで仕上げをすれば完成です。本来は、ここまでひどくなる前に定期的にメンテナンスしてやるのが長持ちさせるコツです。(当たり前!)
定期的にデリケートクリームで保湿してやれば、とても長持ちするはずです。(革が少し柔らかくなります)
【before】  【after】 
2.汚れ水ジミの落とし方    
 カバンや小物入れなどヌメ革で作られたものは、雨などの水による水ジミが出来やすい。
出来るだけ早い段階でシミを目立たなくする必要があります。使用するのは、まず「ソフトガミ」という消しゴム状のクリーナーです。水ジミの輪に沿って目立たなくなるようにこすって行きます。
ある程度のところで「デリケートクリーム」を布にふくませて水ジミ以外も含めて塗ります。しばらく乾燥させて、まだ目立つようでしたらこれを数回繰り返します。
ヌメ革は、長く使い続けて経年変化を楽しむものです。普段から手入れを忘れずに!
下に一例を載せておきますが、デリケートクリームは色々なメーカーの物が輸入輸入されています。

【デリケートクリーム】

【ソフトガミ】

【before】

【after】
 あまり差が見えないかもしれませんが、実際は結構目立たなくなりました。この水ジミは、半年ぐらいそのままにしてありましたので、落としにくくなっています。
もう少し落とす方法が無いか検討した結果、強引な方法ですが、洗顔用ペーパーにより拭くことにより右のようにほとんどわからなくなりました。
油が部分的に集中しているためここを拭き取ってやろうと考えました。
革に必要な油までとってしまうので、補充してやる必要もあるかもしれません。

【after2】
3.修復   
  ショルダーバッグのベルト交換
 パトリックコックスは1986年に設立されたイギリスが本社の会社で、最近はビニール系の製品が多いですが中には革を使った奇抜な製品を出しています。
私が使用しているショルダーバッグもその中の一つですが、ショルダーがすれて傷みがひどくなったので交換することにしました。右下の写真が交換したベルト部分です。始めに使われていたものは薄手の革を2枚重ねていましたが今回は1枚で厚さのある革を使用しました。
   2014/8/24 UP
   

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