PHASER                   
1.Phase90の回路検討  
 アナログ回路の面白さを感じることのできる回路です。松美庵さんのホームページにある回路を参考に多少アレンジして作成してみたいと思い検討を始めました。
下に回路案を示しておきます。オペアンプのバイアス回路に発振回路の影響があまり出ないようになど一部回路変更をしています。

【検討中の回路案】

 ゲートのコントロール用発振回路の動きを理解するためシミュレーションして見ました。
 回路定数が一部異なりますが左の回路で行ってみました。
下の波形で緑がオペアンプの出力波形,青がコンデンサC6のポイントの波形です。
 さらに下の波形は、抵抗R10を47kΩに変更したものです。
実際の回路では、ここをボリュームとしています。
 たまたま秋月でCdSフォト・カプラー(MI0202CL)を見つけたのでこれを使用した場合の回路検討も進めます。
       2010/3/27up
 
2.CdSフォトカプラ使用回路  
 発振回路の検討                                      2010/3/30up
   CdSフォト・カプラに流す電流波形をコントロールさせるための回路を検討してみました。
  発振回路はPhase90の物をそのまま使用しています。
  下に簡易シミュレーション波形を載せましたが、実際には音を聞いてみないとと思います!!
◆1KΩの可変抵抗を0Ω,500KΩの可変抵抗を100KΩにした時の出力電流波形 
◆1KΩの可変抵抗を0Ω,500KΩの可変抵抗を300KΩにした時の出力電流波形
◆1KΩの可変抵抗を900Ω,500KΩの可変抵抗を100KΩにした時の出力電流波形
 レギュレータ7807をとりあえず選択しましたが、入出力電位差が大きいので少しでも小さなタイプとしてLM1117
  を使うことにしました。出来ればLDOタイプの7Vがあればいいのですが、入手出来ませんでした。
  下に、LM1117の入出力電圧特性の実測を載せておきます。(1V以上で動作可能です。)
3.主な使用部品  
CdSフォトカプラ
 マクロン・インターナショナル製のMI0202CLが秋月で購入できるのでまずは検討し良ければこの方式で進めます。ホームぺージにデーターがありますので利用してください。
電流1mA以下の特性がわからなかったので測定してみました。
使用するのに特性の選別が必要と思い、1mAの時の抵抗値で測定してみると±20%くらいばらつきがありました。そこで数を増やして±10%以下の物を選んで使用することに決めました。
4.Uni−Vibe  
 ジミー・ヘンドリックやピンクフロイドのデビッド・ギルモアが使用していたエフェクタで知られています。ピンクフロイドの狂気で聴くことができます。
下の回路がその当時の物で、初段が松下の2SC539でそれ以外に2SC828が使われています。2SC539は金属ケースに入ったローノイズトランジスタだそうですが販売しているお店を見つけることができなかったので2SC1327と言う松下のローノイズトランジスタを使うことにしました。
問題は、CDSで秋月で購入できる物から選んで使用する事にしました。
   2017/9/22 up

*PDFを貼り付けてあります。                                       
  *基板レイアウトをPasSを使って作製してみました。(個人利用はフリー) 
   
   

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