測定器の自作U                         
 4.LCメーター  
 オーディオや電源回路などで特にコイルを自作するようになり、測定器が必要になってきました。最近はマルチテスターで色々な物が測定できるものが安価に手に入るようになっていますが、手持ちのテスターでは、コンデンサしか測定出来ませんだした。
ネットを見るとキットや自作が色々出ていました。アナログ部の回路はほとんど同じでマイコンがそれぞれ異なっている程度でした。その中で説明がわかりやすく書かれていたJA1HHFさんのものを作る事に決めました。
(電子工作のデジタルLCメーターです。)  
 右上の写真が完成したものです。透明なプラケースに入れて見ました。
CDのDAC出力に使用するコイルを自作したので測定しているところです。値にもよりますが1〜2%以下の精度で測れているようです。   
 7.4Vのリチウム電池が手に入ったので006Pを変更することにしました。
回路は、3端子REGにより5Vで動いているので問題なく動きます。ただ78シリーズのレギュレータを使っていたのでLDOタイプに変更します。 
 2直のリチウム電池は8.4V(8.2V)まで充電され、負荷による放電スタート時は8V前後ですが50%ぐらい使うと7.4V以下に下がってきます。6Vぐらいまで使えるようにするにはLDOタイプが必要です。
秋月で売っている東芝のTA48M05Fに変更しました。
   2021/12/12
5.簡易455kHz信号発信器  
 ラジオのIFTの再調整に簡易的な信号発生器があると便利なので作る事にしました。手元にある部品だけで作りましたので変調信号が1kHzでなく700Hzぐらいになっています。コンデンサを33nFにすれば1kHzぐらいになると思います。
電源は電池を006Pにするか単4を3本にするか悩みましたが単4の方がどこにも安く売っているので4.5Vとしました。
   2015/5/19
  
 汎用的なトランジスタを使用して上のような回路を作りました。もっと簡単な回路で作られているものがネットにアップされていました。
とりあえず1個は用意しておくと便利です。
   
 右の写真のように簡単なプラケースに入れておけば簡易測定器ののための信号発生器の完成です。
   
 
簡易電力計  
 アマチュア無線の小型送信機を自作してみるに当たり簡単に測定できる物があったほうが良いと思いネットにある情報を元に作成してみました。
基本的に1W以下を想定していますので負荷抵抗は、200Ω 1/2Wを4個パラにしています。
1Wで7.1Vrms振幅、0.1Wの時2.23Vrmsとなり0.01Wの時は0.71Vrmsの信号レベルですので、ダイオード検波のVf分の誤差が小電力では大きな誤差となります。
これを対策している回路がオペアンプを使用した回路で、その出力をログ圧縮している回路に繋がります。 
この部分は、3D無線クラブの回路を使わせてもらいました。
   
 
 50Ω負荷に耐える高周波発信器を持ち合わせていないので、簡易的に商用電源トランスを利用して調整することにします。検波出力のコンデンサが低すぎるので0.22μFを追加して50Hzが検波できるようにします。AC6.8V,2.5Vと抵抗分割した1.2V程度の3ポイントを測定し可変抵抗器の1Kを調整します。
 検波後のオペアンプ回路は、入力レベルが低くなった時のダイオードVfの補正用として働きます。帰還側のグランド間の抵抗を39kとしていましたが、補正が足らないので3.3kまで下げました。
 これにより30mW〜1Wが5%ぐらいの精度で測定が可能とな回路となりました。
後は、実際に50MHzとか144MHzの発信器とRFアンプを作成し高周波の特性補正が必要か確認する予定です。
このままでも30MHzぐらいまでは問題なく測定可能と思います。
LT1013は、グランドセンスアンプとして使用可能でオフセットも低いので使いやすいオペアンプです。
この回路は、簡易的に出力に電圧計を繋げて電力を直読出来ることです。(1V=1W,100mV=100mW)
   2022/4/22 up
   
   

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