ラジオ・受信機                        
 
測定器 2022/4/22 up  受信機の調整や測定には必需品です。
ラジオの制作 2009/12/4   昔作ったラジオを思い出しながら作成。
フィルターの自作 2009/1/24  勉強のため作成し測定。
ブースター 2011/6/10  感度の低い局を受信するため作りました。
ラジオの修理 2019/1/29 UP  クーガーRF−2200をメンテ及び改造する。
 ソニー SRF100Mの修理。
ループアンテナ 2021/9/3  〜短波放送を受信する為に作成する。
高周波回路 2021/9/6 up  検討回路を作成

  最初の趣味は、ラジコンが買えずにユーコンを中学の時に始めたのが物作りの初めでした。それと共に無線に興味を持ち受信機をゲルマニュウムトランジスタや真空管で作り始めました。
高校に入るとこの流れで、アマチュア無線を初め色々送受信機の作成を行いました。その時の教科書とも言える本が、下の2冊になります。今回も懐かしく見て思い出しながら再出発しています。

 トランジスター活用ハンドブックは昭和44年に購入し、記事を参考に無線機を作ると共に勉強になりました。本の中身は無線機がメインです。
本の紙が酸性紙なため48年も経つと紙の酸性化によりボロボロになってきたためスキャナーでPDFにしました。
 アマチュア無線でSSB通信が盛んになり始めたので昭和45年にSSBハンドブックを購入しました。
 無線も21MHz以下がメインで50MHzがポータブルの時代(本体は肩から下げるタイプ)でしたから、真空管を使用した物がほとんどでした。

 オーディオが流行る前はアマチュア無線が盛んで、無線局の名簿が本として販売されていました。今では個人情報で出版など考えられない物ですね!

●2009年4月2日
 最近半導体業界も厳しい市場の中で工場の統合などが行われ、特に古くから販売されているリニア製品の廃盤が行われています。
通信機器の自作を考えると必要最低限の部品を購入しようと考え、PLLの位相比較器やRF+MIXなどのICを数個手に入れました。
  
1.測定器  UP
  電子回路を作り始めたのは、ラジオなどの受信機でした。テスター1つで色々作りましたが、IFTなど調整をする為にトリオのディップメータを購入しました。
しばらくオーディオなど他の事をしていて無線から遠ざかっていたのですが、最近(2008年)ラジオやその他受信機を作り出したのをきっかけに高周波測定器の自作を初めることにしました。

   *別のページに移動しリンクを張りました。

ディップメータ 2021/10/9
Ver2
  40年ほど前、アマチュア無線を始めた頃に送受信機
 を作るのにまず必要だった測定器でした。
周波数カウンター 2012/7/2
UP
  以前は、高くて購入できなかったものが、今では
 とても低コストで作ることができます。
FRMS 2009/1/21
完成
  パソコンを利用して周波数特性などを表示できる機能
 は、素晴らしい。                       
 LCメーター 2012/8/17
完成
 
  JA1HHFさんが作られたものを製作。
2.ラジオの制作 UP
真空管ラジオ
 
  昔作った5級スーパーをもう一度作る為に在庫の中から探した物や購入して揃えた真空管です。
6BE6 6BA6 6AV6(検波管) 6CL6 6X4(整流管)

【5球スーパー回路図】
 まず、部品を揃えて作ってみました。
一時は、IFTやRFコイルが入手難でしたが最近は、少し高いですが購入可能です。
たまたまFM,AM用のIFTを安く手に入れることができました。ただIFTをとめるネジが今では存在しないJISネジで(ナットが付いていない)した。
昔は、ピッチの違うJISネジとISOネジがあり、懐かしさを感じました。
 とりあえずAMラジオとして動作させることが出来ました。今、色々と測定器を自作していますので完成後に再度作り直そうと思います。
*発振回路のコンデンサがぬけていました。
 PC(パディングコンデンサ)で、600pFのトリマです。

 
コイルの自作
 RF,発振コイルやパディングコンデンサはなかなか入手できない場合があります。
430pFのバリコンの場合、RFコイルは210μHで発振コイルが120μHでパディングコンデンサが430pFぐらいとなります。330pFに150pFのトリマをパラって調整すればなんとかなりそうです。
 今ではなかなかベークライトのボビンは手に入らないので(あっても高価)アクリルパイプを使用します。
直径25mmのパイプに0.2mmのホルマル線を110回ほど巻きます。アンテナ側のコイルは1mmほど離して16回ほど巻きます。
発振コイルは、同様に62回ほど巻きます。
【6AL5】 【パッケージ】
 FM検波用としてたまたま秋葉でみかけた6AL5を購入しました。左の写真で右が通信工業用で、左が標準品です。通信工業用の真空管の方が、プレートが大きいのがわかります。
1石レフレックスラジオ 
   ゲルマニュウムトランジスタを集めていたらラジオに使える2SA52を手に入れることができたので昔「子供の科学」で作ったことのある1石のタイプを鳴らしてみようと思います。
ほとんどの部品は在庫にありますが、必要な部品(バーアンテナ)を秋葉に探しに行ってきます。
SL−55GTと言うあさひ通商のバーアンテナを購入しました。1石タイプの場合SL−45GTが使われているようですが、スペックは同じなので私には違いがわかりません。  2009/11/7 
 この回路は1石で高周波増幅と低周波増幅を行ういたってエコなラジオです。
 バーアンテナで選局された信号がトランジスタで増幅(高周波)され出力から100pF(ハイパスフィルター)を通ってダイオード検波回路に入ります。
 この出力がまたトランジスタに入力されて低周波増幅されます。この出力を高周波チョークとコンデンサによるローパスフィルターを通って出力トランスでインピーダンスマッチングをしてクリスタル・イヤホーンを鳴らす動作がこの回路の動作説明になります。
 検波回路でダイオードの向きによりAMの+側と−側のどちらでも検波して動かすことができます。(若干回路が異なりますが)
使用部品
【ET−30 【バーアンテナSL−55GT】
 クリスタルイヤフォンとばかり思っていましたが今では生産中止になり入手不可能だそうです。
右のものはセラミックイヤフォンになります。
特性も異なりますが一番大事なのはインピーダンスが10倍ほど違うことです。(数十キロに対し数キロΩしかない)
 このため回路を変更することにしました。下に回路を載せておきます。
【完成写真】 【イヤフォン】
 ST30の繋ぎを変えることによりインピーダンスが低くなる対応をはかりました。
 回路中のRの抵抗は、最適な値がありトランジスタのhfeなどにより異なりますので後で調整します。
             2009/12/4
3.フィルターの自作 UP
  FRMSが完成したので、試しにフィルターを作ってみました。

 とても簡単にフィルターの特性を見る事ができ受信機や送信機のIFTなども特性を確認しながら調整することも可能になりました。
4.地上デジタルテレビ用ブースター UP
μPC1651G広帯域RFアンプ 
 日本の地デジ放送は、UHF帯の13ch〜62chまで周波数で470〜770MHzの電波で行われている。電波が弱いときには、この帯域を増幅してあげる必要があります。当然、使用しているアンテナを感度が高いものに変更することも一つですが、アンテナの後にブースターを繋げて増幅してあげる方法もあります。
電波の弱い地域では、ブースターのほうが低価格で効果がありそうです。
20年ほど前にダイバシティーアンテナのコントローラを設計した時使用したNECのμPC1651Gが何個かあまっていたので、このICを利用してブースターを作ってみました。


【μPC1651G】
2SC3355広帯域RFアンプ
   まずは、手持ちの部品を使用したものを作ってみましたが、現在購入できる部品を使用したものも作ってみることにします。入手しやすいトランジスタ(2SC3355)を使用して作成します。
μpc1659G広帯域アンプ
   秋葉原で購入できるRFアンプで自作しやすいICを探すと、まずμpc1659Gを手に入れることができます。このアンプは、シリコンプロセスで作られたものなのでNFが少し大きい事と0.6GHz以下でゲインが下がるので最適ではないかもしれませんが、低価格のアンプを作る事ができます。
GN1021広帯域アンプ
   現在、秋月で購入可能なパナソニックのガリヒソのアンプです。
シリコンに比べNFが小さいので特性の優れたブースターを作る事が出来ます。
   

M.I.の趣味の部屋