NEW_USBオーディオ
高性能DACの作成  
 ロームのBU34301がラックスの最上位機種に採用され一部で評判が良い事で自作を試みることにしました。デジタル部をマイコンで制御しなければならないのでそこは全面的に友人にお願いして試作中です。
ただ使用するためには、色々準備が必要ですので、徐々に進めて行きできれば年内完成目標で進めていきます。
まずは、USBケーブルです。 
   USBケーブル
 右上のようなUSBコネクタに片側電源ラインをショートさせ反対側から電流を流して配線抵抗の測定をしてみました。両側のコネクタの接触抵抗も含めた測定結果ですが、長さ1mのノーブランド品が270mΩに対してオヤイデのケーブルは140mΩでした。XMOSアダプターをバスドライブするのに十分な配線抵抗でした。
  2022/7/31 
 現在XMOSへの電源供給はバスパワーを使用して確認を進めています。信号ラインにはアイソレーションを入れて動作させていますが電源は無防備です。
そこで、電源フィルターを経由してどれほど音質に影響があるのか3D無線クラブの No59に掲載されているDC電源ライン・ノイズフィルターを作ることにしました。
トロイダルコアは、日立のファインメットを使用し電解コンデンサは手持ちのブラックゲートの2200μFを使いました。USBコネクタは仙石電商で購入し、4線シールドの配線はオヤイデの0.13mΩ/mを採用します。
2022/9/6 up
 勘違いしていましたが、LCによるローパスフィルターを構成していて数十Hz以上を減衰させるフィルターとなっています。高周波特性を良くするため電解コンデンサーにパラにフィルムコンデンサを追加してみました。
  2022/11/23 up
 
 コモンモードコイルを利用してコイルを作成するのですが左のように配線します。
向きを間違えるとインダクタンスが小さくなってしまいますので気を付けて下さい。
アナログデバイスのアナログ電子回路技術ノートのTNJ-028にトランスのM結合の説明がありますので参考にしてください。
   2023/8/24 up
 今まで聞いていた音楽も中々心地よく聞いていましたが、このフィルターを通した音楽を聞いた途端あまりの違いにびっくりしてしまいました。楽器と声の分離が晴れ渡ったかのようにクリアーになったのです。
もうフィルター無には戻れません。
  2022/9/6 up
 更に音質改善ができないか、4線シールドによる電源_信号ライン間の影響を確認を含めてオーディオ用USBケーブルを使用したフィルターを作ってみることにしました。比較的安くて評判の良いフルテックのFormula2というケーブルを切断して間にフィルターを入れました。
(購入してすぐ切るのは勇気が入りますね)
結果は、抜群に良くなりました!更に低域がしっかりして、特にライブ録音では観客の音と演奏の音がしっかり分離し違和感なくその場の雰囲気が味わえます。
電源ラインと信号ラインが別にシールドされており音の途切れが無くなりました。線が影響していたのかも?もう少し確認を続けます。
  2022/9/15 up
   信号ラインにもファインメットコアを入れてみました。カイジンムセンで日立のファインメットコアの大きい方を購入し±の信号ラインを一緒に通します。何個かパラにすると効果が増すようなので2個パラに通しています。(写真の中央あたり)
信号線2本をコアに通しますのでコモンモードフィルターを入れた事になります。パナソニックの紹介にあるような効果が期待されます。
再生ソフトにより音質の違いがあるのですがその差が少なくなったような気がします。
申し分ない音質改善効果です。
 2022/10/8 up
  レギュレータの作成
  
 
 
 一応同じ考え方の電源を用意しました。負荷電流による電圧変動があまり起きないように制御トランジスタは、MOSの2SK701を選びました。1.5Vは精度が±0.1V以下にする必要があるので可変抵抗を付けています。他は測定して近い値の固定抵抗で置き換えています。電源投入時間はほぼ同時になりますが一応問題なく動いています。 
 IV変換回路を作成してみました。ネットで評判の良い抵抗を選んで使用していますので購入できる抵抗値がある程度限定されてしまいます。(自作なので多少の電圧感度の違いは許容範囲と考えています。
単純なバイポーラトランジスタによるカレントミラー回路を使用した場合一段でベース電流分引かれた電流がコレクタ側に流れます。段数を重ねるとその都度ベース電流分ミラー電流が減ることになります。
またミラー出力のコレクタ電圧は変動するためこれによりミラー電流が変動することになります。
これを全て対策したのがフェーズメーション鰍ェ2009年に出願した特許回路になります。ICでは参考回路で対策しますがディスクリートではきっちりさせるには良い方法です。
私は、最小限の部品追加で多少上下電流のアンバランスを対策した回路を採用しました。
   2023/8/18 up
  PCソフトの検討
 音楽再生ソフトの検討を行います。色々あるとは思いますが、下の3点の検討を行います。
   
 TuneBrowser
 日本で開発されたソフトで全て当然日本語の対応なので設定個所は色々ありますがインストールしてから基本的には2個所ほど設定することによりDSD再生が可能です。
音楽設定数が少ない時は無料で再生が可能です。DSD再生が出来ないDACが設定されていると初期状態では自動的にPCM変換されて再生します。 
オーディオCDをパソコンのCDドライブに入れてもダイレクトに再生することは出来ません。
一度PCに取り込んでから再生することになります。
CPU負荷が多少大きいため他のタスクによる影響で音が途切れる事がありました。高速なCPUでは問題無いと思われます。
 JRiverMediaCenter
 MAC/Windowsの両方に対応しているソフトです。インストールしてから1カ月は無料でテスト再生可能です。
上記ソフトと同様2個所ほど設定するだけで動作可能です。
海外のソフトですが日本語対応しています。オーディオCDをパソコンのCDドライブに入れてそのまま再生対応可能です。
CPU負荷の軽いソフトなので音飛びは無いと思います。
 foobar2000
 
 古くからPCで使われていた音楽再生ソフト。
DSD再生を行うのに結構設定やドライバーのインストールに手間取ります。
 TASCAM Hi-Res Editor
 
 番外としてタスカムのエディタを紹介します。
音楽再生ソフトではないので使いにくいのは当然ですが今まで聞いてきたソフトの中で一押しの音質だと思います。無料なので一度聞いてみてください。
   
 市販のUSBケーブルを使用して試聴していた時はそれほど感じなかったのですが、フィルター付きケーブルに変えてから再生ソフトにより音色が結構違うという事を実感するにいたりました。
しばらくは、どの組み合わせが良いのか色々検討してみたいと思います。
   2022/10/12 up
   

M.I.の趣味の部屋