オーディオ アクセサリー
 1.DBMチョーク  
 数年前よりネット検索で気になる「DBMチョーク」記事がありそれを確認するため実施した内容をまとめます。
下の左図のようにコモンモードフィルターにダイオードブリッジを2個配線した物を電源の一次側に入れるという不思議なものです。まずはこのまま作製し効果を確かめました。不思議と違いを感じることができそれなら私なりに理解した回路を発展させた物が右図の回路になります。
   '17/4/27 UP

【DBMチョーク】

【新DBMチョーク】
 コモンモードチョークとして使用するため秋月で購入したFM03D382MPFを、ダイオードは在庫にあったRF1501TF3Sというファーストリカバリーダイオードを使用しました。コモンモードチョークはファインメットを使用した3Amaxの物であまり大きな電流まで対応できません。効果があれば10A以上のチョークで大元のコンセントに挟むつもりでしたが早速用意しなければならないようです。
 試聴は、クラシックではティーネ・ティング・ヘルセットのトランペットとジャズではハンク・ジョーンズのラストレコーディングです。チョークを入れる前にはデジタル的なきつさが音にまとわりついていましたがそれがすっかりスッキリしてしまいました。評価にはもう少し時間が必要かもしれません。
   
2.コモンモードチョーク  
 DBMの効果があったので続いてオーディオ用コンセントボックスに1個チョークを入れてみることにしました。
電圧ロスの少ないコモンモードチョークとコンデンサーによるフィルターです。
チョークは秋月で以前販売していたファインメットタイプです。今では販売している所を探すのも大変ですが無くはないようです。
  2017/5/13 up
 コモンモードチョークのコイルが太いので下に付いていたベーク板を取り外して圧着丸端子で接続することにしました。コンデンサ0.22μFと0.01μFはルビコンのメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサを使用しました。1000pFについては双信電機のデップマイカコンデンサを使用しました。
抵抗は、1Wの酸化金属抵抗です。
評価は最近よく聴くモーリスアンドレのトランペット協奏曲(CD)とハンク・ジョーンズのラストレコーディング(SACD)で行いました。エラートのアナログ録音のCDは特にバイオリンなど弦楽器がキツい響きでトランペット含めて聴きずらかったのですががこのフィルターとDBMチョークをダブルで入れるとキツさがとれ良い響きとなりました。ハンクジョーンズは低域のパワーが増し締まりの良い響きが得られました。
プラスチックケースに組み込み約2000円の予算で作成できるので推称できるアクセサリーです。
  2017/5/19 up
   
   

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