旧ツアイスレンズ&特殊レンズ
1.旧ツアイスレンズ 
NO 焦点距離 f値 名前 レンズ構成 最短距離 フィルター経 重さ
 50o f1.4  プラナー 6群7枚 0.45b 55o 275g
 60oG f2.8  マクロプラナー 4群6枚 0.24b 67o 570g
 85oG f1.4  プラナー 5群6枚 1b 67o 595g
 135o f2.8  ゾナー 4群5枚 1.6b 55o 585g
 180oG f2.8  ゾナー 5群6枚 1.4b 72o 815g
 35o f2.4  フレクトゴン 0.19b 49o
 58o f2.0  ビオター 0.5b 49o
 135o f4  トリオター 3群3枚 1.2b 49o
2.レンズの改造
  ビオター58mmの改造
 購入したビオターは最短撮影距離が0.5mで絞り羽根が10枚のタイプで後玉が大きく突き出しているタイプでした。M42の標準アダプタで使うことが出来ますが形状が3種類ほどありEOS用アダプタの場合内部の繰り出しの保護部分がアダプタに当たってしまい無限大までフォーカスすることが出来ませんでした。
そこでぶつかる部分を乱暴ですが、削ってしまうことにしました。
基本的にM42のレンズは改造なしでアダプタを使用して取り付けができますので古いレンズを低価格で購入して楽しむのが良いと思います。
 古いレンズは一般的に色々収差などが今のレンズよりありそれが独特の味を表現させたりしています。
ヤスリは、400番以上のある程度細かいものを使用し、内部にアルミの粉が入らないように厚手のビニールとセロテープで蓋をします。このレンズは、アルミ合金製ですのでそれほど大変ではありません。
ゆっくり平らに削って行き、無限大までフォーカスすることを確認出来たら完成です。 
白い輪のように見える部分が削った場所。6mmぐらい削りました。
 ペンタックスKPにM-42アダプターを付けて撮影。
このビオター は0.5mまで近づけるのである程度拡大することも可能です。
KPを使用しているので35ミリ換算で87mmのレンズになります。
  ツアイスレンズをEOSに付ける
 コンタックス用のツアイスレンズをフルサイズのEOSに取り付けようとするとミラーボックス千渉がおこります。製品のバラツキも含めると色々な問題がありそうです。
ネットを見ているとカメラによっても違いがあるのでレンズを改造される場合は個人の判断で行ってください。
お店で改造してもらえる所もありそうですが、結構費用がかかるので私の場合はノギスで寸法を測りながら削ることにより千渉しないように改造しました。
カメラはEOS_6Dが千渉の度合いが少なそうなのでこのカメラで使用可能となればOKとしています。
1.マクロプラナー60mm 
 
 持っているレンズはドイツ製のマウントがシルバータイプの物です。絞りレバーのガードがミラーボックス内にあたりますのでレンズアダプターから8mmになるまで削ります。
左の写真が緑の円で示したところを削った物です。
2.ゾナー180mm 
 60mm同様にドイツ製の胴体がスリムになったタイプです。
絞りレバーのガードピンを削ることで使えます。左の写真はアダプターを付けた状態の物でマウントは180mm同様シルバーです。
レンズによっては対角線上にある突起部が当たることもありそこは7mm程に抑える必要があります。
作業をする時はレンズ内部に削った粉が入らないようにビニールで囲います。
 
3.プラナー85mm
 85mmプラナーもドイツ製ですがEOS6Dには改造しなくても使用可能でした。
左の写真のようにすべてが反射防止の黒色でコーティングされています。(初期タイプと思われます)
4.プラナー50mm・ゾナー135mm
 この2つのレンズは、日本製で改せずに取り付けることができました。
  レンズアダプター
 レンズアダプターは、日本製のハンザの物を購入して使用しています。やはり加工精度がしっかりしていて安心感があります。現在は海外製の製品が1/4ぐらいで購入可能なので選択幅が広がっています。
EOS−コンタックスの物とEOS−M42を購入して使用しています。
3.ピンホールカメラ
常に小さい為光量が少なくなりますのでその分時間を長くしてあげる必要があります。被写界深度は絞りを極端絞り込んだ状態と同じとなりますので非常に深く(被写体のほとんどにピントがあっている)なります。
フレアの発生をおさえるには、針穴の大きさに比べて穴の厚さをできる限り薄くする必要があります。
 
 自作される方が多いのですが、とても優れた製品がケンコーから発売されているのを知り購入しました。
カメラへのアダプターは、EOS用のものを購入しました。
この製品の優れているところは、針穴が、ガラスへの金属コーティングにエッチングできれいな真円をあけている点にあります。 穴の厚さをできる限り薄くする事と真円が、自作ではできないものとなっています。 
   

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