天文使用機材                             
鏡筒 セレストロン C5
赤道儀 ビクセン GPD
スカイセンサー2000PC
 ポータブル赤道儀 スカイメモS 
(気楽に撮影するのに便利)2015/7/19
三脚 ビクセン
アイピース 旭光学 XL-7mm・XL-21mm
Meade SW-24.5mm・SW-13.8mmUW-6.7mm
タカハシ LE-5mm
カメラ Qcam Pro4000
ボーグ カメラアダプタ(EOS)
その他 Meade 2倍エクステンダーレンズ
TeleVue エバーブライトダイアゴナル
1.望遠鏡の種類  
屈折式

 対物レンズで集めた光を接眼レンズで直接拡大して見る方式です。対物レンズにEDなどのアポクロマートレンズを採用したものは収差補正により周辺まで高画質な像を得ることができます。

反射式

 反射鏡により光を集め接眼レンズで拡大して見る方式です。凹面鏡の反射を利用して光を集める為、色収差が無くシャープな像を得ることができます。

カセグレン方式

 屈折式と反射式の両方を組み合わせた方式で望遠鏡を小型にする事ができます。各収差は、補正レンズなどにより抑えられており、また見掛けより焦点距離がはるかに長い為、高倍率の観測にむいています。

2.最初に購入する望遠鏡  

 惑星,重星などを見るには、倍率の高い望遠鏡が必要で、星雲,星団や銀河を見るときは、倍率の低いものが必要になります。
多目的用途の望遠鏡を考えると次のようなスペックが考えられます。
屈折
  口径が70mm〜105mmでF8〜F10のもが、をターゲットになります。コントラストが良く像の安定性にすぐれていますが、色収差などの優れたED,SDなどの製品は高価になります。
反射
  口径が150mm〜200mmでF6〜F8のもが、ターゲットになります。屈折に比べ口径の大きなものが安価に購入できますが、使用や保管については難しくなります。
カセグレン
  口径が105mm〜160mmでF10前後が、ターゲットになります。屈折と反射の特徴を組み 合わせた方式ですが、ピント合わせでミラーを動かす為ミラーシフトが発生します。

 以上の中から私が選んだのが、カセグレンのC5です。小型で持ち運びに便利な事と低価格で評判の良い製品であり、購入することにしました。

3.アイピース  
有効倍率

 望遠鏡には、それぞれ有効倍率の範囲が有ります。最高倍率は、一般的に口径(mm)の2倍であり、例えば口径150mmの望遠鏡は300倍となります。これ以上倍率を上げても暗くなってハッキリしない像になるだけです。最低倍率は、人間の瞳孔(最大で7mm)を6mmとして、例えば口径120mmの望遠鏡は、6mmで割って20倍となります。反射やカセグレンでは、これ以下になると副鏡の影が出てきますが、屈折では何も起こりません。しかし、口径が大きくても周りの光が目に入らないので無駄になります。
C5の場合、口径125mmなので21〜250倍が有効倍率となります。

アイレリーフ

 アイピースから射出瞳までの距離を、アイレリーフといいます。この距離は長いほど見やすく、10mm以上あるロングアイレリーフタイプが各社から出ています。

* 以上の点を元にアイピースを選択して購入してきました。(低倍率については、レデューサ/ F6.3を購入して対応しています。)
旭光学 XL−21 C5での倍率

  ハイアイポイントで広視野角(65度)が特徴でゴム製のアイ
 カップが付いているのでとても使いやすい。
 21mmはある程度広い範囲を観望するのに最適なサイズで
 す。今は、さらに改善されたXWシリーズに変わっています。

60倍
旭光学 XL−7

  21同様ハイアイポイントで広視野角(65度)が特徴でゴム
 製のアイカップが付いているのでとても使いやすい。
 7mmは惑星などを見るときに使いますが、広い範囲を見る
 ことができるので使いやすい。

179倍
高橋 LE−5

  ハイアイポイントでアイカップが付いているのでとても使い
 やすい。
 5mmは惑星などを見るときに使いますが、XL−7より若干
 クリアな見え方をします。

250倍
Meade SW-24.5mm

  ハイアイポイントで広視野角な24.5mmは、私の持って
 いるアイピースの中で一番広い範囲を見ることができます。
 周辺では星が甘くなりますが、とても見応えがあります。

51倍
Meade UW-6.7mm

  XL−7同クラスのアイピースです。
 さらに広視野角で小型なので使い分けています。

187倍
 Meade SW-13.5mm
  24.5mm同様の視野角を持ったハイアイポイントなアイ
 ピースです。上の2つのアイピースの中間サイズとして購入
 しました。 
93倍
4.赤道儀
 ある程度本格的に天体観測を行うためには赤道儀が必要です。
ただ装備が重くなりセッティングに時間がかかるので簡単に持ち歩きの便利なスカイメモSを購入しました。
決め手は、5Kgまでの加重が可能なことで、人気があるようで購入に時間がかかりました。
 2015/10/3 UP
5.その他 
 フィルター
   東京で見る星は、50年ほど前は夏には天の川を見ることができましたが今では3等星が見えるか程度に光害が進んでしまっています。このような状況で、少しでも見栄えを改善させるものにフィルターがあります。 水銀灯やナトリウム灯の波長をカットするフィルターとして光害カットフィルターがあります。
私は、アイピースに取り付けるタイプで31.7mmのミューフィルター(ミザール製)を使用しています。これを使用しますと空の黒がしまって星がコントラスト良く見えてきます。また星雲なども着けないと全くわかりませんが、着けることによりオリオン座のM42などがわかるようになります。 
 更に本格的に星雲を見てみようと思う人には、ネビュラフィルターと呼ばれるものがあり、透過帯域により大きくブロードバンドフィルターとナローバンドフィルターの2つがあります。 月など特に明るい星を見るときには、カメラと同様にNDフィルターがあります。
るさを抑えることにより、クレーターなど凹凸がわかりやすく見ることができます。
 カメラ用タイマー
 写真を撮るときに必要なのが、このタイマーです。
惑星以外を撮影するときには、バルブ撮影よりこのタイマーを使用するのがベストです。
表示は、液晶ですがボタンを押すと反射ライトが光り、暗がりでも使えるようになっています。
 カメラ
 天文用として評判のよいペンタックスKPを購入しました。
望遠鏡に装着もしますがカメラ単体としても星夜写真を広角で撮影することにしました。
小型で非常に優れた性能に満足しています。
付いているレンズは、55〜300mmのズームになります。意外とコントラストのある写真がとれます。
 広角レンズとしてシグマの17〜50mmを選びました。今は一眼レフもあまり売れてないようでペンタックスはサードパーティー製が少なくなってきています。
このレンズは、逆光性能がよくないみたいですがそれ以外は優れた特性で気に入っています。
 使っていないキャノンのRS-60E3(レリーズ)があるのでこれをペンタックスKPで使えるように改造することにします。
プラグを変更すれば使えるようになると考え2.5mmΦの3接点のプラグから3.5mmΦの4接点に変更します。
L形のプラグによい物がなかったのでストレートタイプを使用した。写真のプラグのセンターが前押しSW,次が半押しSW,次が共通グランドとなります。プラグとしてのグランドはオープン状態です。
   

M.I.の趣味の部屋